モルモット
昔ペットとして一緒に暮らしていましたが非常ににぎやかな動物ですよね。プイーンプイーンという面白い鳴き方でフードをねだってくる姿が非常にかわいかったです。また、人に噛みつくことを全くしませんので動物園などの「ふれあい動物園」ではいつも人気者です。飼育方法はウサギなどの他の草食系小動物と基本的にはほとんど変わりありませんが少し知っておかなければならない事もありますので勉強しましょう。
ビタミンC
ビタミンCについては絶対に知っていないといけない事です。人はビタミンCを食べ物から摂取しなければならないことは誰でも知っています。しかし、人以外の多くの動物はビタミンCを体内で合成する事が出来るのです。ですので、あえてビタミンCの含まれるフルーツなどを食べなくても生きていくことが出来ます。ただ、人以外にもビタミンCを体内で合成する事が出来ない動物がおりまして、その代表がモルモットです。動物の中でビタミンCを体内で作ることが出来ないのは実は人を含めた霊長類とモルモットだけなのです。モルモット用のフードにはビタミンCが添加されています。よって、モルモットにはモルモット専用のフードを与えないと体調不良を起こし、ひどいと命に関わってきます。間違ってもウサギ用のフードだけで世話をするなんて事が無いようにしてください。
かかとの問題
モルモットのかかとは非常に柔らかいです。傷が付きやすく、その傷に細菌が感染すると重症化する事もあります。かかとに膿が溜まってさらに悪化すると骨まで感染が拡がることもあります。原因は床材の問題か肥満によることが多いです。床材にはスノコを使われる方が多いと思われますが、傷やささくれが無いかチェックしてください。そのようなものがかかとの皮膚を傷を付けることがあります。また、肥満についてですがモルモットはかかとを浮かせてつま先で歩行します、しかし肥満になるとかかとをついて歩いたり、休憩していいる間もかかとにかかる負重か重たくなり血行不良を起こし傷がついたときに感染しやすくなります。ケージの中にいることが多いと思われますので時々体重チェックをして太っていないか見てあげましょう。
その他にはモルモットはうさぎと同様に「切歯」という前歯と、「臼歯」という奥歯の両方が伸びる動物ですので牧草中心の食事を心がけるなどうさぎの飼育に通ずるものが多いため、「うさぎ」の項目の「食事について」と「歯について」をご覧ください。
ビタミンCとかかとの問題以外で他にモルモットに特有の事は「乳腺がん」が出来やすい事です。これは他の動物と違ってオスもメスも同程度に出来ることが特徴的です。モルモットには乳首は左右合わせて2個しかありません。その付近の皮膚の下にコリコリした硬いしこりが触れないか時々チェックしてあげましょう。もしも何かある場合はすぐに診察を受けましょう。